テロワールとワイン畑


歴史と気候について

セヴェンヌとローヌ渓谷に挟まれたアルデッシュ県南部は、2種類の異なる気候の影響下にあります。

  • 一つめは、冬は比較的暖かく、夏は乾燥していて大変暑い地中海性気候です。夏には雨はほとんど降りませんが、突然豪風雨となることもあります。北から吹く強風「ミストラル」は、畑の湿気を吹き飛ばしてくれるため、ブドウ畑で病害が流布するのを防いでくれます。
  • もう一つの大陸性気候は、冬はもっと寒いものの、秋に快晴が続くため、ブドウが完熟するのに貢献します。夏は、日中は暑いものの、夜に高原から冷たい風が吹くため、それがブドウのアロマの発達を促します。
  • つまり、この地域は、エレガントでフィネスのある、高品質のワインができる天候的要素に恵まれているのです。

 

テロワール

アルデッシュ県南部には様々な地質がありますが、それでも大きく分けて5種類の土壌に分類できます。

  • やや深く、小石の多い粘土石灰質土壌
  • 赤褐色や茶色の土に覆われた、粘土層と石灰土からなるガリーグ地帯
  • コワロン高原の支脈にある浸食された玄武岩からなる土壌
  • セヴェンヌ山脈の支脈にある砕けた赤色砂岩質土壌
  • ローヌ渓谷の玉砂利と粘土の混ざった土壌

上記のような土壌がモザイク状にこの地に広がっているため、各加盟農家は、自分の土壌にあったブドウ品種を選んで植樹し、栽培しています。土壌にあったブドウが栽培されている畑では、他の畑よりもより個性豊かで、特徴のよくでたぶどうが収穫できることに、ヴィニュロンアルデショワは気がついたからです。
アルデッシュ県原産のヴィオニエ種を例に挙げてみましょう。この地域はヴィオニエというブドウ品種の偉大な産地でありますが、適した土壌で、収量を抑えて栽培し、手作業で収穫、丁寧に醸造することで、ヴィオニエの特徴と素晴らしさを、世界中のワイン愛好家や販売店の皆様により理解してもらえるのです。

 

ワイン産地マップ

下のアルデッシュ県地図で、南北各地域のIGP(地理的名称保護)ワインとAOP(原産地呼称保護)ワインの生産地区を確認できます。
尚、ローヌ左岸にあるヴィニュロンアルデショワ加盟農家によって栽培されたAOPガリニャン・レ・ザデマール用のブドウは、アルデッシュ県で醸造されます。


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(PDFファイル3,80 Mo)

 

ブドウの収穫と醸造庫

ヴィニュロンアルデショワは、加盟農家のブドウを醸造するために、アルデッシュ県内に13箇所の醸造拠点を持っています。
大きくまとめますと、

  • フルボディのワインとなるブドウの大部分は、粘土石灰質土壌の畑で栽培されます。
  • しなやかで果実味豊かなワインは、玉砂利や沖積石の多い畑のブドウを醸造したものです。
  • 白ワイン用ブドウは、粘土石灰質土壌や沖積石の多い畑で栽培されます。
  • ロゼワインには、味わいや色合いが様々なものを造るため、全種類の土壌で栽培したブドウを使用します。

それぞれのワインは、色やタイプに応じて醸造方法や熟成方法が異なるため、各生産拠点でも、それぞれ醸造するワインに特化した設備を備えています。
収穫は、ブドウ品種によって完熟する時期が違うため、一斉にはおこなわれません。早熟な品種は8月中旬に収穫を開始することもありますが、成熟の遅いブドウ品種は10月半ばまで収穫が続きます。

最初に収穫されるブドウ品種
8月末から9月中旬まで
白ブドウ品種:シャルドネ、ヴィオニエ
赤ブドウ品種:ガメ、メルロー

収穫 第2期
9月中旬から9月末まで
白ブドウ品種:ソーヴィニョン、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ
赤ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール、マルスラン、ピノ、シラー

収穫 第3期
10月中旬まで
白ブドウ品種:遅摘みヴィオニエ
赤ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン

凡そ2ヶ月間かけて収穫するため、醸造エンジニアは、各ブドウ品種の収穫時期に合わせて、醗酵や醸しの時期を計算し、醸造設備の使用予定表を予め組み、醸造に備えることができます。

Vignerons Ardéchois - Quartier Chaussy - 07120 RUOMS | tél. : 04 75 39 98 00

Réalisation et hébergement : B2F Concept